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ミニ知識・参考資料
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◇出藍の誉れ(しゅつらんのほまれ)ー 春秋戦国時代の儒家荀子の話をまとめた「荀子」第一巻勧学篇が出展とされる。

  君子曰、学不可以已。
  青、取之於藍、而青於藍、
  氷、水為之、而寒於水。
  木直中縄、撓以為輪、
  其曲中規、雖有槁暴不復挺者、
  撓使之然也。
  故木受縄則直、金就礪則利、
  君子博学而日参省乎己、
  則智明而行無過矣。

  故不登高山、不知天之高也、
  不臨深谿、不知地之厚也、
  不聞先王之遺言、不知学問之大也。
  干越夷貉之子、生而同声、
  長而異俗、教使之然也。

  詩曰、嗟、爾君子、無恒安息。
  靖共爾位、好是正直、
  神之聴之、介爾景福。
  神莫大於化道、福莫長於無禍

  学(問)もって已(や)むべからず。
  青は、これを藍より取りて、しかも藍より青し。
  氷は、水これをなして、しかも水より寒し。
  木の直なるは縄(墨縄)に中るも、たわめてもって輪となさば、
  その曲、規(車輪)に中る。
  槁暴(こうばく=乾燥処理)ありといえども。また挺(の)びざるは、
  たわめしことこれをして然らしむ。
  故に木は縄(墨縄)を受くれば直く、
  金(属)は砥石に就かば利(するど)く…



要約すれば、学問を続けることで、人は成長し変われるのだ!と説いている。現代では、弟子が師匠より優秀になことを意味しているが、本来の意味は、性悪説をとっていた荀子が、本来、人間の性質は悪であり、それを善に変えるには、修養が必要であり、勉強しつづけることでしか、善に変われない。と説いたものである。
冒頭の「青は藍より取りて、藍より青し」を、後漢時代に「青出於藍而勝於藍(藍より出でて藍より青し)」と記したものがあり、そこから「出藍」という言葉が出来たと思われる。
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※中国に産する藍の種類については、蓼藍(単に藍)・菘藍(大青)・琉球藍(山藍)

※木藍(インド藍)の四種と考えられているが、古文献ではこれらは必ずしも一致しておらず、以下のように表記されている。
『本草細目』では蓼藍・菘藍・馬藍・呉藍・木藍
『天工開物』では蓼藍・菘藍・馬藍・呉藍
『二如亭群芳譜』では蓼藍・大藍(菘藍)・小藍・木藍
※中国の後漢時代には藍実(らんじつ)が記されています。藍実(らんじつ)はアイ、中国の蓼藍(りょうらん)の果実のことです。昔の中国では、人民が藍を刈り取り、衣服を染めることは堅く禁止されていました。それで、監督されている草との意で「藍」と書かれるようになったということです。

※ジャパンブルーとは、明治7年、開成学校(東京大学の前身)に招かれた英国人教師ロバート・W・アトキンソンが、藍染の衣服を着た日本人が多いのに驚き、『藍の説』に書いたことから、広まったことばである。
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